すずめ はじめてすくう
春分-雀始巣

新暦3月22日 から3月26日
公開日:2016年3月21日

 雀が巣を作り始める頃のことです。
 雀は古くから日本人の生活のすぐ近くに生息するなじみ深い鳥です。現在でも街中でよく見られ、家の軒下や換気口などに巣をかけます。本来は木の上に、草の茎や葉を使った丸い横型の巣を作る鳥ですが、長い年月にわたって人とかかわり合ううちに、改良された穀物の味を覚えたからでしょうか、人の暮らしのある所には必ず雀がいて、人が住まなくなると雀も消える、と言われるまでになりました。
 暖かい日差しの下、庭先で雀たちがチュンチュンとさえずり巣作りに励みだすと、いよいよ本格的な春の到来ですね。

茶花、季節の植物

【猫柳(ねこやなぎ)】

 ヤナギ科の落葉低木です。別名を川柳(かわやなぎ)、狗児柳(えのころやなぎ)ともいいます。猫柳の名称は、その花穂が猫のしっぽのように見えるので付けられたとか。別名の狗児柳も同じように花穂が犬のしっぽのようだと付いた名ということです。山地の渓流沿いや平野部の川の近くに自生しているので、川柳が本来の名称とのことです。春に暖かくなるにつれてつぼみを覆っている皮が取れ、花穂が顔を見せてくれます。
 茶花としては、花がまだまばらな状態のものがいいでしょう。開き始めた猫柳に椿を添えて、春の気配濃い仲春の風情を楽しむのはいかがでしょうか。

季節のお菓子、食べ物

【新玉葱】

 玉葱は中央アジア原産のユリ科の野菜で、日本へは明治時代以降に入ってきました。玉葱はほぼ一年中出回っていますが、新玉葱はこの時季しか流通しない、春を代表する野菜の一つです。新玉葱は早生種の玉葱で、普通の玉葱に比べ皮が薄くみずみずしく、辛みも少ないので生食に向いています。
 玉葱は栄養豊かな食品で、鼻にツンとくる成分・硫化アリルの1つであるアリシンは、ビタミンB1の吸収を高め、新陳代謝を活発にするので、心身の疲れ、イライラ、不眠症などに有効です。また、食欲を増進し、さらに善玉コレステロールをふやし、血小板がかたまるのを抑えるので、血液をさらさらにしてくれます。腸内の善玉菌であるビフィズス菌をふやすフラクトオリゴ糖も含まれ整腸、便秘改善も期待できます。新玉葱は水分が多いため日持ちがしないので、早めに食べ切りましょう。

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