茶道便り

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大雪-熊蟄穴

くま あなにこもる
公開日 :2018年12月12日

 冬もいよいよ深まってきました。山では熊が冬眠のために穴に隠れる時季です。候名に入っている“蟄”は、生き物が土の中に隠れることを意味しています。
 日本にはツキノワグマ・ヒグマと2種の熊が生息しています。そのうち北海道に棲むヒグマは、大人の雄の体重が150~300㎏。さらに中には500㎏を超える個体もおり、国内の陸棲哺乳類では最大の種です。雑食性で、木の実・草・昆虫・鮭、時には鹿も捕食する逞しい動物です。秋に栄養をたっぷりとったヒグマは12月頃には冬ごもりに入ります。冬ごもりに入ると3~4月頃まで、ずっと穴の中で冬眠します。冬眠中は絶食しているため、体温は4度ほど下がり、心拍数も4分の1以下になるのだとか。しかも妊娠中の雌は穴の中で1~3匹の子グマを出産し、母グマは絶食しながら春まで穴の中で母乳を与えて子育てをします。なんとも不思議な生態を持つ動物なのですね。


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すべてのお便りに四季折々のたくさんの写真と、お稽古にも役立つ情報を載せております。

公開日 :2017年05月26日
小満-紅花栄
べにばな さかう

 紅花の花がさかんに咲く頃のことです。
紅花はキク科の1年草で、アザミに似た形の、紅黄色の花を咲かせます。紅花の古名は末摘花(すえつむはな)といいます。花が開くと早朝に摘み取り、染物に用いることからこの名がつけられたのだとか。
 ちなみに末摘花といえば、「源氏物語」に登場する女性の一人がこの名をあてられています。作中で最も醜いと描写されていますが、純真な心から光源氏に最期まで添い遂げ続けた女性です。その彼女が光源氏に“末摘花”と呼ばれた理由は、「鼻が末摘花のように赤いから」です。平安の頃から、赤の染料として代表的であったことがうかがえます。
 この紅花の原産地はエジプトで、日本へは6~7世紀に中国から渡来したようです。江戸時代には口紅用に、また紅の染料としてさかんに栽培されました。紅花に含まれる赤の色素は大変少なかったため当時「紅一匁(いちもんめ)金一匁」といわれるほど高価なものでした。
 現在では山形県を中心に観光用に、また種子を絞ったサフラワー油の原料として栽培されています。
 紅花が畑に明かりを灯すように咲きだすと、あたりの木々はより一層緑を濃くしていきます。

無料でご覧いただけます
公開日 :2016年05月26日
小満-紅花栄
べにばな さかう

 紅花の花がさかんに咲く頃のことです。
紅花はキク科の1年草で、アザミに似た形の、紅黄色の花を咲かせます。紅花の古名は末摘花(すえつむはな)といいます。花が開くと早朝に摘み取り、染物に用いることからこの名がつけられたのだとか。
 ちなみに末摘花といえば、「源氏物語」に登場する女性の一人がこの名をあてられています。作中で最も醜いと描写されていますが、純真な心から光源氏に最期まで添い遂げ続けた女性です。その彼女が光源氏に“末摘花”と呼ばれた理由は、「鼻が末摘花のように赤いから」です。平安の頃から、赤の染料として代表的であったことがうかがえます。
 この紅花の原産地はエジプトで、日本へは6~7世紀に中国から渡来したようです。江戸時代には口紅用に、また紅の染料としてさかんに栽培されました。紅花に含まれる赤の色素は大変少なかったため当時「紅一匁(いちもんめ)金一匁」といわれるほど高価なものでした。
 現在では山形県を中心に観光用に、また種子を絞ったサフラワー油の原料として栽培されています。
 紅花が畑に明かりを灯すように咲きだすと、あたりの木々はより一層緑を濃くしていきます。

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