茶道便り

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立秋-涼風至

すずかぜ いたる
公開日 :2020年08月07日

 候名も涼やかな響きを見せるようになってきました。
 二十四節気の立秋初候にあたるこの頃に入ると、まだまだ残暑は厳しいものの、木々を揺らす風や空を行く雲の形や流れなど、少しずつ秋の気配が感じられるようになります。立秋とは、秋に入る日のことを言います。この頃から「暑中見舞い」は「残暑見舞い」に変わります。
 この時季は、東北各地で祭りがたけなわとなります。青森のねぶた祭り、仙台の七夕祭り、秋田の竿灯(かんとう)祭りは東北三大祭りと言われていますね。秋田の竿灯祭りは1日から6日、青森のねぶた祭りは2日から7日、仙台七夕祭りは6日から8日と、連日暑さを吹き飛ばすようなエネルギッシュな祭りで賑わいます。


これまでのお便り
すべてのお便りに四季折々のたくさんの写真と、お稽古にも役立つ情報を載せております。

公開日 :2020年05月26日
小満-紅花栄
べにばな さかう

 紅花の花がさかんに咲く頃のことです。
紅花はキク科の1年草で、アザミに似た形の、紅黄色の花を咲かせます。紅花の古名は末摘花(すえつむはな)といいます。花が開くと早朝に摘み取り、染物に用いることからこの名がつけられたのだとか。
 ちなみに末摘花といえば、「源氏物語」に登場する女性の一人がこの名をあてられています。作中で最も醜いと描写されていますが、純真な心から光源氏に最期まで添い遂げ続けた女性です。その彼女が光源氏に“末摘花”と呼ばれた理由は、「鼻が末摘花のように赤いから」です。平安の頃から、赤の染料として代表的であったことがうかがえます。
 この紅花の原産地はエジプトで、日本へは6~7世紀に中国から渡来したようです。江戸時代には口紅用に、また紅の染料としてさかんに栽培されました。紅花に含まれる赤の色素は大変少なかったため当時「紅一匁(いちもんめ)金一匁」といわれるほど高価なものでした。
 現在では山形県を中心に観光用に、また種子を絞ったサフラワー油の原料として栽培されています。
 紅花が畑に明かりを灯すように咲きだすと、あたりの木々はより一層緑を濃くしていきます。

無料でご覧いただけます
公開日 :2019年05月26日
小満-紅花栄
べにばな さかう

 紅花の花がさかんに咲く頃のことです。
紅花はキク科の1年草で、アザミに似た形の、紅黄色の花を咲かせます。紅花の古名は末摘花(すえつむはな)といいます。花が開くと早朝に摘み取り、染物に用いることからこの名がつけられたのだとか。
 ちなみに末摘花といえば、「源氏物語」に登場する女性の一人がこの名をあてられています。作中で最も醜いと描写されていますが、純真な心から光源氏に最期まで添い遂げ続けた女性です。その彼女が光源氏に“末摘花”と呼ばれた理由は、「鼻が末摘花のように赤いから」です。平安の頃から、赤の染料として代表的であったことがうかがえます。
 この紅花の原産地はエジプトで、日本へは6~7世紀に中国から渡来したようです。江戸時代には口紅用に、また紅の染料としてさかんに栽培されました。紅花に含まれる赤の色素は大変少なかったため当時「紅一匁(いちもんめ)金一匁」といわれるほど高価なものでした。
 現在では山形県を中心に観光用に、また種子を絞ったサフラワー油の原料として栽培されています。
 紅花が畑に明かりを灯すように咲きだすと、あたりの木々はより一層緑を濃くしていきます。

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